ESR50Qs

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Q21. 同じサンプルでも、測定温度を下げるとシグナル強度が増加するのはなぜ?

 シグナルの強度は、電子スピンの分極といわれるものと、スペクトルの線幅で決まります。電子スピンの分極とは、マイクロ波の吸収の対象になる、エネルギーの低い状態と、マイクロ波を吸収して出来るエネルギーの高い状態との間の、スピ […]

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Q20. 温度変化させて測定するには

 ESR測定でも試料の温度を変えながら、測定することが行われています。通常の共振器でも、ヒーターで加熱した温風を試料に当てることにより、100 ℃程度の測定が可能です。高温共振器を用いるとより高温の200 ℃程度での測定 […]

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Q19. 変調を倍にしたら信号強度も倍になりますか

 光吸収スペクトルや赤外吸収スペクトルはベースラインと交差することのない吸収型の線型を示します。ESR信号はベースラインと交差する複雑な線型を与えますが、これは微分線型として信号を記録しているからです。微分線型として信号 […]

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Q18. ESRスペクトルが跳ね上がっている(微分形)なのはなぜ?

 通常の吸収スペクトルが、波長軸に沿って、吸収強度がお椀のようにへこんでいるのに対して、ESRのスペクトルでは、負の方向に下がってから急に正の向きに上がってから落ち着くような不思議な曲線となります。ちょうど、吸収分光曲線 […]

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Q17. マイクロ波を照射すると試料は加熱される?

 通周波数が300 MHzから300 GHzの電磁波をマイクロ波と呼び、この周波数で、電場の正負が高速に入れ替わっています。この電磁波が持っているエネルギーが、電磁波を浴びているもの(サンプル)に移れば、これは暖められる […]

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Q16. 試料が水分を含むとうまく測定できないのはなぜ? そして凍らすと測定できるようになるのはなぜ?

 ESR装置で使用される電磁波は、Xバンドと呼ばれる9.4 GHz付近のマイクロ波です。また水分子は、酸素と一つと水素二つで構成される、くの字に折れ曲がった極性分子です。この極性分子は、プラスとマイナスの電気が少し距離を […]

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Q15. 試料管に石英ガラスが使われているのはなぜですか?

 ESRの試料管は通常、5-7 mm程度の外径をもった細長い石英ガラス管です。天然石英(Natural Quartz)を用いた製品と,より高純度な合成石英(Suprasil Quartz)を用いた製品があり、途中でパイレ […]

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Q14. ラジカルとは何ですか?

 ラジカルという言葉は社会や政治の世界で「急進的」や「過激的」という意味合いで使われる言葉としてよく使われています。物理学、化学、生物学の各分野でもラジカルという言葉が科学用語として頻繁に用いられています。私達の身の回り […]

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Q13. 測定に必要な試料の質量は?

ESRスペクトル(信号ともよぶ)は、その信号の大きさと線幅によって特徴付けられます。不対電子が多い試料では、縦軸(y軸高さ)方向に大きな変化を与えます。一方線幅とは、吸収線の横幅であり、しばしば吸収ピークの半分になる位置 […]

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Q12. 測定する時間は、何分が適切なの? 装置の最適化について

ほとんどのESR装置は、マイクロ波の周波数を一定に保って、外部磁場を掃引して信号を記録します。ESRの測定時間に最も影響を及ぼすのは、磁場掃引の時間(掃引時間)です。磁場の掃引時間は短い方が測定時間は短縮できます。しかし […]

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